ぶりは成長とともに呼び名が変わる出世魚です。幼魚は「つばす」といい、成長すると「はまち」「めじろ」「ぶり」の順で名前が変わります。
成長するほど、脳を活性化させたり、血液の流れをよくしたりするDHAやEPAが豊富になります。
A班17日、B班18日のぶり大根には、ぶりのうまみが大根にしみこむように、また、ぶりが煮くずれないように調理員さんが工夫して煮てくれました。
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旬の魚~ぶりの話~
チャプチェ
A班16日、B班2日の「チャプチェ」は韓国の伝統料理です。春雨とたくさんの野菜、肉を使った炒め物です。
チャプチェに入れる春雨は、さつまいものでんぷんで作られています。日本の春雨より少し太くて、もちもちした食感になります。
給食のチャプチェに使われていた春雨は緑豆という豆のでんぷんが原料の「緑豆春雨」でした。他にもじゃがいものでんぷんが原料の春雨もあります。それぞれの春雨の違いを比べてみるのも面白いですね。
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冬いっぱいメニュー~鍋料理~
A班12日、B班13日の「関東煮」は、しょうゆベースのだし汁に大根や里いも、こんにゃく、厚揚げ、がんもどき、うずら卵などの具材をじっくり煮込んだ‘おでん’のことです。東海地方では、だし汁に八丁味噌を使ったみそおでんが有名です。他にも青森おでんや静岡おでん、金沢おでん、姫路おでん、鹿児島おでんと、全国各地にご当地おでんがあります。
また、A班13日、B班12日は「キムチ鍋」でした。キムチにはビタミンCや乳酸菌が豊富なので、免疫力を高める効果があります。また唐辛子のカプサイシンが体を温めてくれます。
関東煮(おでん)もキムチ鍋も寒い季節にぴったりですね。
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冬いっぱいメニュー
A班10日、B班11日は冬野菜がたっぷり食べられる「冬いっぱいメニュー」でした。
「鶏肉のバーベキューソース煮」にブロッコリー、「白菜の豆乳チャウダー」に白菜と小松菜といった冬野菜が入っていました。
気温が下がり寒くなると、植物は凍ってしまわないように、冬に糖分を体にたくさんためこみます。冬野菜が甘くておいしく感じるのはこのためです。
今後も冬野菜がたくさん登場するので、冬野菜の甘味を味わっていただきましょう。
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さばで集中力アップ↑
今日(AB班とも9日)の「さばの塩焼き」は皮も食べやすくパリッとした食感になるよう表面に米粉を振って焼きました。
さばにはDHAやEPAといった体に良い脂が豊富です。DHAやEPAは脳の働きを助け、集中力を高める働きがあります。
また、ビタミンDも含まれているので骨を強くするのに役立ちます。
積極的に背の青い魚を食べて、脳だけでなく骨も健康にしましょう。
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レバーで貧血予防
レバーはビタミンや無機質をたくさん含んでいます。特に血液のもとになる鉄分が豊富で、貧血を防いでくれます。
また、のどや鼻などの粘膜を強くして病気を予防したり、目の働きを守ったりするビタミンAも豊富です。
A班6日、B班5日は、油で揚げたレバーを食べやすくケチャップソースで味つけしました。レバーを食べて、丈夫な体をつくりましょう。
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12月給食目標&献立テーマ
12月の給食目標は「旬の食べ物について考えましょう」です。また、献立テーマは「冬いっぱいメニュー」です。
今月の給食には、大根、白菜、かぶ、ほうれん草、ブロッコリーなど、たくさんの冬野菜が使われています。
今が旬の冬野菜には免疫力を高める栄養が多く含まれています。家の食事でも冬野菜をすすんで食べましょう。
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キャベツの栄養~ビタミンU~
ビタミンUという栄養素を聞いたことがありますか?
ビタミンUは、キャベツに多く含まれていて、胃の粘膜を保護して、胃の働きをよくするビタミンです。
冬のキャベツは葉が固めで、加熱しても煮くずれしにくいので、煮込み料理や炒め物に向いています。
今日(2日)は、A班の「鶏ちゃん」、B班の「バンバンジーサラダ」にキャベツが入っていました。
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日本の食文化を調べてみましょう
A班28日、B班29日の「はりはり漬」は、新潟県の郷土料理で、雪の多い冬を越すための保存食として作られていた切干大根をしょうゆにつけた料理です。名前の由来は切干大根を食べた時に「はりはり」と音をたてるからと言われています。
また、A班29日、B班28日の給食には、日本の国技である相撲の力士が食べている具だくさんの「ちゃんこ鍋」でした。
11月の給食目標は「日本の食文化、和食について考えましょう」でした。これからの年末年始には、行事とともに昔から伝わる食べものがたくさんあります。冬至の「かぼちゃ」や「ゆず」、大晦日に食べる「年越しそば」、正月に食べる「おせち料理」や「雑煮」など、料理の由来や地域ならではの特徴などを調べてもいいですね。
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さつま汁
さつま汁は鹿児島県の郷土料理で、鶏肉と野菜を煮込んだ具だくさんのみそ汁です。
A班26日、B班27日の給食では、旬のさつまいもを使って、味つけは甘めの白みそ仕立てにしました。
他にも愛媛県の宇和島にも「さつま汁」がありますが、材料も名前の由来も全く違います。
いろいろな郷土料理を見つけてみましょう。
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